ビューテイコ呼吸法とは 本文へジャンプ

ビューテイコ呼吸法とは特殊な呼吸をトレーニングし、喘息や過呼吸をコントロールする方法です。

ビューテイコ呼吸法では現在治療している通院や処方されている喘息などの薬を止めることや、

新たなお薬を薦めることはありません。
また特定の器具などの使用の必要もありません。

このトレーニングはあなたが現在通院しているお医者様の管理を維持し通院しながら実施可能です。


ビューテイコ呼吸法を実施して、自然に体が薬を必要としなくなる事を目指します。

実際の臨床試験においても90%以上のβ−2刺激薬の削減と、49%ステロイド薬の削減が実証されて

います。さらにQOL(生活の質指数)を大幅に向上させることが実証されました。

このビューテイコトレーニングの大きな特徴として安全であることがあげられます。

この呼吸法のテクニックを学んでいる間、医師から処方された薬は必要が在る時には使用してください。

むしろいつも薬は携帯し、薬を減らすときには必ず医師の指導の下、処方量を決定してください。

喘息症状が明らかに減った時には医師に相談して頂き、薬を減らすことが可能となります。

この呼吸法の名前の由来は、コンスタンチン・パブロビッチ・ビューテイコ(1923年生まれ、2003年没)と

いうロシアの博士の名前からきています。

彼は40年以上もモスクワの医科大学で人間の呼吸を研究してきました。

特に急性呼吸器疾患の患者の呼吸レート(呼吸の深さ、頻度)が正常な人より増えていることに注目しました。

また、ビューテイコは過呼吸の時の血液のpHに着目し、血液のpHを正常値に戻す呼吸法を考え出しました。

これらの疾患をもっていた患者がビューテイコの考案した呼吸法を実践することにより、治癒した時点で彼ら

の呼吸の状態や、血液のpHが健康な時の状態にに戻っていることも調査の結果判ったのです。 

さらに様々な角度から呼吸と病気の関係を研究した結果、ついに彼は喘息の原因の一つを発見し確信した

のでした。すなわち「喘息患者は通常の人より2〜3倍かそれ以上の呼吸レートを持っている。

それにより血液のpHが偏る」ということであり、さらに研究を重ねた結果以下4つの事柄について先ず、

理解されることが前提でビューテイコは喘息症状のコントロールと薬を減らすことを教えています。


自然で効果的に喘息を克服する呼吸方法の実施。

特殊な呼吸法のエクササイズを用いることによって重篤な発作とその頻度が減らせる。

自らの状態を正確にモニターし、記録する。たとえば、どんな時に薬の服用が増えたか、

救急車を呼んだか、他の方法を試みていた時か。

自ら使用している薬について理解していること、すなわちその名称、種類、用法、用量、効果などである。


ビューテイコトレーニングは自然な方法で喘息の症状をコントロールして薬を減らす一助になる

ことを目的としています。

実際1995年オーストラリアの医学者が権威あるメディカルジャーナルに発表した臨床結果は驚く

べき内容でした。
それは90%の喘息症状の改善と薬の減少を達成した内容だったのです。

トレーニングを通じて是非皆様にいままでに無かった経験を実感して頂きたいと思っております。



参照
Tortora GJ, Anagnostakos NP. Principle of Anatomy and Physiology,Harper & Row,

New York. 1984. pp564, 563, 564, 570, 587, 693